エアインディアのマイレージ「フライング・リターンズ」を刷新！

2024年4月19日

金額ベースのプログラムに

日本路線も運航している「エアインディア」が、マイレージプログラムの「フライング・リターンズ・プログラム」を刷新しました。

「エアインディア」と言えば、インドを代表する大財閥のタタ・グループに入り、今後、収益の改善ならびにさらなる飛躍が期待されている航空会社ですが、今回の改編では、従来の飛行距離（マイル）によるプログラムではなく、最近のマイレージプログラムの主流となりつつある支払金額ベースのプログラムへと移行しました。

具体的にステータス別に得られるマイル（ポイント）数は異なりますが、まずこんな感じに。

さらに「エアインディア」のウェブサイトもしくはアプリから予約すると、利用金額100INRにつき2ポイントが加算されると言うシステムになりました。

なので、最初のレッド会員でも公式サイトからの航空券購入で、100インドルピーにつき8ポイントが付与されると言う形になりました。

今回の改編で重要になるのは、やはりステータス。
ステータスが高くなればなるほど、ポイント（マイル）が得られると言うコトに。

各ステータスは、こんな感じで決定する形になります。
ティアポイント＋エアインディア便の利用もしくはフライト回数のどちらかをクリアすれば、OKです。

シルバー: ・15,000ティアポイント（250,000インドルピーの利用）＋4,500マイル以上のエアインディア便の利用
・30フライト（内、エアインディア便の利用が4回以上）
ゴールド: ・30,000ティアポイント（500,000インドルピーの利用）＋9,000マイル以上のエアインディア便の利用
・60フライト（内、エアインディア便の利用が8回以上）
プラチナ: ・45,000ティアポイント（750,000インドルピーの利用）＋13,500マイル以上のエアインディア便の利用
・90フライト（内、エアインディア便の利用が12回以上）

「エアインディア」と言えば、スターアライアンス加盟航空会社。
なので、もちろん、ANAとの提携があるので、ANAの国内線でもマイルの積算ならびに利用が可能です。

そうなると、使いやすいイメージになるかと思いますが、有効期限があります。

「エアインディア」の「フライング・リターンズ・プログラム」で得たマイル（リワードポイント）の有効期限は、JALやANAの36ヶ月後の月末よりも短く、24ヶ月になっています。

但し、「エアインディア」で有償航空券を利用すると、その度に既存のマイルの有効期限もそこから24ヶ月、延長されると言うシステムになっています。

つまり「エアインディア」に2年ごとに有料のフライトを利用していれば、マイルは失効しないと言うコトになり、これはメリットと言えそう。
ただ延長になるのは、あくまでも有償航空券で搭乗した場合のみなので、特典航空券の利用だと、延長されないので要注意です。

ただそれでも日本在住者が「エアインディア」の運航便に2年に1回、搭乗するか？と聞かれると、大多数の人からすれば、ナイと言いきれそうなので、さすがにそこまでおススメするプログラムでもないかな…と言うのが、正直な感想でしょうか。

金額ベースのプログラムに移行したコトで、航空券の金額に対して得られるマイル数が多い、お得感のあるフライトと言うのもなくなってしまいましたしね（逆に言えば、公平になったとも言えますが）。

あり得るとすれば、ANAに良く搭乗する機会があり、インドに長期間の旅に出る場合ぐらい。

幸い、インドビザは5年有効の半年マルチが簡単に手に入ります。

なので、ANAで何度か搭乗回数をこなし、その後、インドに渡ってインド国内線などで「エアインディア」に搭乗すると言うケースがあり得るならば、検討する余地があるのかも…

ゴールドステータスの60フライトはANAでしっかりと回数修行をしないと届かないでしょうが、シルバーの30フライトとかならば手が届く人がいるかも…ですね。

逆に言えば、ANAと組み合わせるコトで、ステータスに届くと言う可能性はゼロじゃなさそう。

まぁ、それでも旅行者からすれば、かなりハードルの高い話ですし、そこまで乗るならば、ANAかユナイテッドで良いようにも思いますね。

スターアライアンス加盟航空会社以外に、提携する航空会社があれば、検討する余地もあるんですが、現状、「エアインディア」は、個別で提携する航空会社もありませんし。