100株で2ポイント付与だが注意点も!
「JAL」の生涯ステイタスプログラムである「Life Statusポイント」。
上級会員になるために必要なポイントですが、2024年4月から対象サービスが増え、JALグループ全体のいろいろなサービスを利用してポイントを積算できるようになりました。
で、その中でポイント積算がアナウンスされていたのですが、唯一、積算内容や条件が発表になっていなかった株主の議決権行使でのポイント積算の内容が、発表になっています。
具体的には、こんな感じ。
・100~499株…2ポイント
・500~999株…10ポイント
・1,000~1,999株…20ポイント
・2,000~2,999株…25ポイント
・3,000~3,999株…30ポイント
以後、7,000株まで1,000株単位で+5ポイント(7,000株で50ポイントの積算)
こんな感じの刻み方になっています。
また積算ポイント数と同時に、積算条件に付いても、発表になっていますが、条件に付いては、こんな感じ。
・毎年の定時株主総会で議決権を行使する
・3月末日および同年9月末日の両方の時点保有されている株式数に応じる
つまりは、まず株式を持っているだけでは自動積算ではなく、しっかりと議決権を行使する必要があります。
これはまぁ、分かりやすいのですが、もう1つの条件が面倒と言うか、忘れがちになりそうな感じ。
3月末日と9月末日の両方の時点で保有されている株式数と言うコトなので、年度の途中で買い増した株式については対象外と言うコトですね。
3月末日の時点で100株保有。
9月末日の時点で500株保有。
この場合は、100株分のLife Statusポイントの付与と言う感じになるのだと。
LSP目的は、やや割高だが優待券含めならアリ
JALの株主と言えば、国内線の航空券が50%で購入できる株主優待券が有名だとは思いますが、今後は、Life Statusポイントの付与も、ある意味、株主優待と言えそうですね。
ただ100株で2ポイントの付与。
別に毎月の付与ではなく、1年度で2ポイント。
100株となると、現状の株価からすれば、27万円以上になります。
それで2ポイント。
まぁ、それをどう捉えるか…ですかね。
ただLife Statusプログラムは生涯プログラム。
年度で消滅してしまう訳ではなく、生涯に渡って積み上げていくモノではあるので、元々、ゆっくり時間を掛けて積み上げていくモノ。
そう考えると、まぁ、アリなのでしょうが、Life Statusポイントを目的に株を保有するのは、割が悪いかなぁ…と。
ただ株主優待券があると言うコトを含めて考えると、やっぱりアリなのかな。
業績次第では、配当もありますし、JALの場合は、破綻以後、配当性向も高い指向が伺えますし。
あくまでもLSPはおまけ
まぁ、あくまでも株式保有のおまけ。
そう考えておくべきなのでしょう。
そして、こうしたプラスがあるのは、株式保有の嬉しいところ。
もちろん、配当とかも嬉しい話ではありますが、株主優待券とかは、税金が掛からない存在。
今回のLife Statusポイントの付与も、同様に、税金とは無関係の優待なので、やっぱり嬉しいモノ。
そしてJALは株主さま専用サイトもリニューアル。
これまで郵送で届けられていた株主優待券は、オンライン上からも選択が可能になりました(引き続き、郵送も可能)。
またグループ各社で使える割引券については、郵送を取りやめ、オンライン限定になるとのコト。
これは正直、嬉しいですかね。
ってか、保管するのも面倒ですし、こうしてオンラインで受け取れるようになると、スグに発行ができるので、間際の予約とかでも対応可能ですからね。