エティハド・ゲストから、エレベートへ
今まで「エティハド航空」のマイレージプログラムである「エティハド・ゲスト」を利用して来た「エア・セルビア」が、自社独自のマイレージプログラム「エレベート」をスタートさせました。
とは言っても、日本路線を飛ばしている訳でもないので、なかなか乗る機会がある航空会社とは言えないですけれどもね。
「エティハド・ゲスト」は、独自アライアンス化こそ失敗しましたが、提携している航空会社は多種多様。
一方でスタートしたばかりの「エレベート」は、提携航空会社がなく、「エア・セルビア」のフライトでしかマイルが獲得できない状態。
「エレベート」のマイル獲得は、以下の通り。
| Blue | Bronze | Silver | Gold | |
|---|---|---|---|---|
| 獲得マイル数 100RSDごと | 4ポイント | 5ポイント | 6ポイント | 8ポイント |
| ビジネスクラス | 10% | 20% | 30% | 50% |
| エコノミーコンフォート | 20% | 20% | 20% | 20% |
| ダイレクトセールボーナス | 5% | 5% | 5% | 5% |
「エレベート」は、飛行距離ではなく、基本運賃に対してポイントが加算されて行くスタイル。
税金・手数料などは対象外。
当面は単独路線を維持する形になりそう
「エア・セルビア」は、現在、セルビア政府による国営企業。
「エティハド・ゲスト」を利用していたのは、機材の老朽化・投資不足による不採算に陥った結果、一時、「エティハド航空」が49%の株式と経営権を取得していた名残。
2020年末からセルビア政府による「エティハド航空」の持株の取得が段階的に始まり、2023年11月13日を以って、完全に政府の管理下に。
ただ単独で生き抜くにしては、規模が小さい。
国内需要が強い訳でもないですし、著名な観光スポットがある訳でもない。
ロシアによるウクライナ侵攻後も、ロシア線を運航しているので、ロシアへの足としては利用できますが、完全にその需要がなくなると、どこまで生き残れるのか…と言う感じ。
ただ足元の決算は、黒字基調なので、スグにどうのこうの…と言う話にはならないでしょうが、いつまで単独路線を維持できるのか…と言うことになりそう。
案外、路線網は広い
日本路線がなく知名度的には劣るので、中欧・東欧・ロシア近郊のみの運航と思われる人もいるでしょうが、何気にニューヨーク・シカゴのアメリカ線に加え、上海・広州にも飛ばしていたりする「エア・セルビア」。
この今年に入ってからもサントリーニ(ギリシャ・季節運航)・バクー(アゼルバイジャン)に就航し、さらにセビリア・テネリフェ(ともにスペイン)・トロムソへの路線開設が控えていたりする。
需要はそこそこ堅調と言うことなのでしょう。
となると、何か提携航空会社ができてもおかしくはない。
すると、やはりこのエリアだとルフトハンザ・ドイツ航空になるのかな…と思ったり。
それにしても…
「エティハド・ゲスト」のアライアンス化(エティハド・エクイティ・アライアンス)は、見事に失敗に終わりましたね。
エア・ベルリン、ジェットエアウェイズは破産。
アリタリアは再編…
オイルマネーをもってしても、なかなか優良な航空会社は買えなかったと言うこと。
逆に言えば、そうした中でも生き残った「エア・セルビア」は、ある意味、有望株なのかも…と思ったり。


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