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シンガポール航空のマイルで、スクートの特典航空券の発券が可能に!

マイルの話題

固定マイル数での交換が実現!

シンガポール航空傘下のLCC「スクート」で、2025年8月13日から、シンガポール航空のマイレージプログラムの「クリスフライヤー」のマイルを利用して、エコノミークラスの特典航空券を利用できるようになりました。

今までも現金と同様の扱いでマイルを使って「スクート」便の予約はできましたが、今回はアワードチャートがしっかりと設けられ、固定マイル数で交換が可能になったコトです。

具体的に主な区間を抜粋して見ると、こんな感じ。

  • 日本~シンガポール…12,500マイル
  • 日本~クアラルンプール…14,000マイル
  • 日本~ジャカルタ…15,000マイル
  • 日本~バンコク…15,000マイル
  • 日本~チェンマイ…23,000マイル
  • 日本~ラオス・主なベトナム…17,000マイル
  • 日本~インド…20,500マイル
  • 日本~オーストラリア(パース以外)…25,000マイル
  • 日本~ギリシア・オーストリア…36,500マイル
  • 日本~台湾…9,500マイル

以上のマイル数は、「スクートSaver」の場合で、「スクートAdvantage」の場合は、一気に必要マイル数が跳ね上がる形。

ちょっとチャートは謎な部分が多く癖がある

まずはマイルがそのまま直接、特典航空券に交換が可能になるのは、シンプルだし分かりやすいので、歓迎したいところ。

しかも、これまで通りの現金扱いでのマイルでの航空券購入と言うスタイルも並列なのも、嬉しいところ。

ただそもそも「スクート」はLCCである。

なので、必要マイル数は低めでなければ、あまりメリットがないようにも思う。

で、実際にアワードチャートを見て見ると、そこまでマイル数が低いと言う感覚にはなれないかな…と(と言うか、癖があり過ぎる…)。

アワードチャートも公開されているが、Zone別で17区分。

さすがに細かすぎる感じが否めない。

確かにシンガポールからの距離を考えると、マレーシアが本土と島嶼で別れるのは仕方がないのだろうし、インドネシアも細長い。
オーストラリアもパースとそれ以外では距離が異なるのは事実なんだけれど。

それにしても17区分はやり過ぎ感。

タイなんて、チェンマイ・サムイ・チェンライと、それ以外と言う意味不明な区分(戦略的にバンコクへの必要マイル数を低くしたいと言う話なのだろうが)。
しかもシンガポール~バンコクなら2,500マイルなのに、シンガポール~チェンマイ・サムイ・チェンライだと一気に10,500マイル…
でもチェンマイを通り越して、ラオスまで行ってしまえば、4,500マイル…

中国も海口・南寧・広州とそれ以外の2区分で、それ以外の方にマカオと香港が入ると言う区分。
広州とマカオ・香港は同じで良いのでは?とすら思うし、なぜか海口・南寧・広州の方が必要マイル数が多く、シンガポールからだと、海口などが片道12,000マイルなのに対して、その他の中国は6,500マイルと言うマイル数なのだから、もう意味が分からない…

かなり癖のあるチャートだな…と言うのが、正直な感想ですかね。

他の航空会社にも波及すれば、面白いが…

まぁ、日本在住だと、あまりシンガポール航空でマイルを貯めていると言う人はいないかも…ですが、マイルの積算率の兼ね合いで仕方がなくシンガポール航空でマイルを付けたと言う人もいるでしょう。

そうすると中途半端なマイルだけが残るコトになりますが、この特典航空券ならば、シンガポールから先のフライトで、多少なりとも使えるかな…と言う感じ。

こうしたフルサービスキャリアで貯めたマイルをLCCで使うと言う流れが、その他の航空会社に、どれだけ波及するか…と言う感じ。

日本でもあり得そうな話ではあるけれど、まぁ、直ぐに…と言う話じゃないだろうなぁ…と。

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