元々スカイチーム加盟航空会社同士であったが…
米国大手航空会社の「デルタ航空」と中国3大航空会社の1つの「中国南方航空」のマイレージでの提携が、2025年8月10日に終了するコトが決定し、発表されています。
具体的な流れは、以下の通り。
完全にマイルの提携が終了する形になりますね。
「デルタ航空」は、現在もスカイチーム加盟の航空会社であり、スカイチームの中心的なメンバー。
一方の「中国南方航空」は、現在はアライアンス未加盟ですが、2019年1月1日まではスカイチームに加盟していた航空会社。
多くのスカイチーム加盟航空会社とは異なり、「中国南方航空」がスカイチーム脱退後も、「デルタ航空」との提携は終了せず、継続されてきた訳ですが、このタイミングで終了するコトになります。
南方航空のワンワールド入りはゼロなのか
「中国南方航空」が、スカイチームを脱退した際、その後はワンワールド加盟に向かうと言われてきましたが、いまだに実現せず。
「中国南方航空」の拠点は広州。
この広州のすぐ近くに香港がありますが、香港はワンワールドに加盟している「キャセイパシフィック航空」の本拠地。
要するに、本拠地が近すぎて、キャセイ側が拒否反応を示していると言われていました(ただ正式なアナウンスなどは、もちろん、ありませんが)。
スカイチームには、「中国東方航空」と「厦門航空」が加盟していますし、「デルタ航空」は路線数の多い韓国の「大韓航空」との提携を強化したので、確かに、アライアンスから抜けた「中国南方航空」との提携を残す必要性がなくなって来たと言う話なのかな…とは。
加盟が噂されたワンワールドとしては、中国本土に加盟航空会社がない状態で、ただでさえ加盟航空会社数が少なく、特にアジア地区は手薄なだけに、「中国南方航空」の加盟は狙いたいところでしょうが、キャセイの底堅い需要とサービス水準の高さも捨てがたいと言う感じなのかな…とは。
でもここまでアライアンス未加盟の期間が続いていますから、今さらアライアンスへの加盟を熱望すると言う感じでもないんだろうな…とも。
規模としても路線網としても、もう単体でやっていけるでしょうし。
ワンワールドとしては中国に加盟航空会社が必須
ちょっと唐突な感じもしましたが、良く考えれば、アライアンスから脱退してかなりの年月が流れた訳で、寧ろ、今までよく提携が残ったな…と言う感じすら。
その間に、かなり情勢なども変わっているでしょうし、両社の戦略にも変化があるでしょうからね。
でももう「中国南方航空」としては、アライアンス加盟を見据えないのかな?
もちろん、キャセイとの兼ね合いはあるのは事実ですが、やはりワンワールドとしては中国本土に加盟航空会社が欲しいよなぁ…とも。
別に「中国南方航空」ほどに大きな会社でなくても良いとは思うけれど。
それかJAL・キャセイによる路線数を増やすか。
なんにせよ手薄感があるのですが、こちらも次の展開を見せないモノだろうか…
コメント