マイルの提携は残り1ヶ月!
「ANA」が、インドネシア航空業界最大手の「ガルーダ・インドネシア航空」とのマイレージの提携を、2025年3月29日で終了するコトを発表しました。
この日を過ぎると、「ガルーダ・インドネシア航空」運航便で「ANA」のマイルの積算や、新規で特典航空券の予約などが利用できなくなります。
ひとまず、具体的なスケジュールは、こんな感じ。
- この日までは今まで通り、ガルーダ・インドネシア航空運航便でのANAマイルの積算が可能
- 新規の特典航空券の予約不可
- ガルーダ・インドネシア航空運航便でのANAマイルの積算が不可
- 既存特典航空券の変更が不可に
- ガルーダ・インドネシア航空運航便でのANAマイル付与の事後登録が終了に
フライトマイルの事後登録は、2025年5月31日まで可能だが、対応に時間を要する可能性があるために、事前登録がベスト。
特典航空券の新規予約は、上記の通り2025年3月39日発券分が最終日になりますが、期限内に発券した航空券については、搭乗日が2025年3月30日以降でも利用可能。
但し、3月30日以降の変更は不可になるので要注意。
全区間未使用で、有効期限内であれば、特典航空券の払い戻しは可能。
JALが奪い取った形に
「ANA」と「ガルーダ・インドネシア航空」は、2013年12月から提携を開始。
但し、その後、2018年9月には「ガルーダ・インドネシア航空」は「JAL」との提携をスタートさせたため、以降は、JAL・ANA両社と提携があると言う状態になっていました。
今後、「ガルーダ・インドネシア航空」は、「JAL」と日本~インドネシア間での共同事業を、2025年4月からスタートさせる予定で、その前に「ANA」との関係を終了させた形ですね
逆のパターンは今までにもありましたが、「JAL」が提携先を「ANA」から奪取したと言う形になるのは、珍しい感じ。
ただ「ANA」はスターアライアンス、「JAL」はワンワールド、「ガルーダ・インドネシア航空」はスカイチームと見事にアライアンスが分かれていた中で、アジア圏で加盟航空会社が手薄なワンワールドの加盟している「JAL」としては、外せないピースだったと言えそうですかね。
インドネシアはそもそも人口も多いので、需要が今後も見込まれる国。
それでいて、「ガルーダ・インドネシア航空」は北米路線がほぼないに等しいので、今後、「JAL」の日本~北米線などの活用もできそうですしね(まぁ、自社運航便が弱いだけで、スカイチーム便がありますが)。
よくここまで提携を維持してきたと思うレベル
「JAL」と「ガルーダ・インドネシア航空」が提携を開始し、共同事業まで踏み込んだ時点で、早かれ遅かれ「ANA」が弾かれるのは、分かっていたコトで、特に驚きはないですけれどもね。
単に正式なタイミングが発表になっただけで。
逆に言えば、ここまでよく提携を維持して来たな…と思うレベル。
コロナ禍があったと言えども、先が見えていた提携の割には、長く持ったな、と。
ただこれで「JAL」としてはデンパサールへの復便はないのかなぁ…とも。
さすがに需要はあると思うんですけれども、コードシェア+自社運航便となると、今の「JAL」では打って出てこないだろうな…と。
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