4月23日を以って提携終了
スターアライアンス加盟航空会社の「シンガポール航空」と、スカイチーム加盟航空会社の「ヴァージン・アトランティック航空」との提携が終了するコトが発表になりました。
提携は、2025年4月23日までで終了するコトに。
ひとまず、発表になっているのは、こんな感じ。
- マイレージ関係
- 4月24日以後は、マイルの積算ならびに利用が不可
- 上級会員制度
- 4月24日以降は、上級会員であってもラウンジ利用・優先搭乗・追加手荷物許容量の増大などの特典は対象外に
- 同日以降は、上級会員資格のポイントの獲得は不可
- 特典航空券
- 4月23日までに予約をすれば、搭乗自体がその後でも問題はなし
- 但し、キャンセルは可能だが変更は不可
内容としては当然のような話ですかね。
とりあえず、特典航空券ならば、4月23日までに予約しておけばOKなので、利用を考えている場合は、早めがベストですが、そもそも「ヴァージン・アトランティック航空」のマイレージで「シンガポール航空」で特典航空券って、長距離路線のビジネス・ファーストクラスは対象外でしたから、そこまで影響があるのか?と言われると、ビミョーですが。
いや、そもそも「ヴァージン・アトランティック航空」も「シンガポール航空」も、日本でマイレージを貯めている人は、そこまで多くはないでしょうが。
ヴァージンのスカイチーム入りが発端なのか?
「ヴァージン・アトランティック航空」は、長い間、特定のアライアンスには入らずに動いていましたが、スカイチームに入り、その後、提携関係はどうなるのかな?と思いきや、ずっとそのままの状態でしたが、ここに来てメスを入れたと言う感じ。
スカイチーム加盟航空会社以外では、「ANA」との提携もある訳ですが、こちらはどうなんでしょうね。
「ANA」としては、スターアライアンス加盟航空会社でイギリスを本拠にする航空会社がないので、維持しても良いと思っているかも知れませんが、「ヴァージン・アトランティック航空」としては日本路線から撤退してしまっているので、そこまでメリットがあるのかな?と言う感じがしなくもないですが。
ただそれを言ってしまうと、「ヴァージン・アトランティック航空」のスカイチーム以外の提携先は、
- ニュージーランド航空
- ANA
- エルアル・イスラエル航空
- ハワイアン航空
- IndiGo
- LATAM
- 南アフリカ航空
- ヴァージン・オーストラリア航空
現在、南米には飛ばしていないし、ニュージーランドにもオーストラリアにも飛ばしていない。
と言うか、「ヴァージン・アトランティック航空」の方は、提携先の本拠地に飛んでいるのって、南アフリカ(ヨハネスブルグ・ケープタウン)、インド(デリー・ムンバイ・ベンガルール)、イスラエル(テルアビブ)ぐらいか。
ただ南アフリカ航空は、現状、ローカル路線しか運航していないですしね(再復活して行く計画のようですが)。
と言うか、スカイチーム加盟航空会社で見ても、デルタ航空以外だと、リヤドぐらい相手方の本拠地には乗り入れていないから、どこまで意味がある提携になっているんだろう…とは思うけれど。
ANAの提携は生き残るか?
そもそもそこまでの影響はなさそうな気もするけれど、「ヴァージン・アトランティック航空」のゴールド会員からすると、大きめの影響がある。
ラウンジアクセスなどはもちろんですが、ステイタスのためのティアポイントの獲得が不可になりますからね。
そして「ANA」との提携は、どうして行きたいんだろう…?とも。
上述のように「ヴァージン・アトランティック航空」は日本路線から撤退済み。
「ANA」としても、そもそも英国国内線が少ない「ヴァージン・アトランティック航空」に魅力があるのだろうか?
ロンドン・マンチェスター・エジンバラならば、別にルフトハンザで代用可能ですし、その他に欧州域内線もないから、提携を維持する意味があるのかどうか…
日本路線を運航していた時ならば、「JAL-ブリティッシュエアウェイズ」との対抗上、必要だったと言えそうですが…
コメント