2月末でサービス終了!
バーチャル旅行が出来て、マイルが貯められる、そんなANAグループが手掛けるメタバースの「ANA GranWhale」ですが、2025年2月28日を以って、サービスを終了するコトがアナウンスされました。
一緒に、「ANA GranWhale NFT MarketPlace」も同日付でサービスが終了になります。
具体的なスケジュールは、こんな感じ。
- 2025年1月22日 09:59
- 有償Vマイルの販売終了
- ANAマイルと期限付き無償Vマイルとの交換停止
- 2025年2月28日 15:00
- サービス終了
- 未使用の有償Vマイルの払戻受付開始
- 2025年4月30日 10:00
- 未使用の有償Vマイルの払戻受付終了
約1ヶ月前での発表なので、ちょっと慌ただしくサービスが終了する形になります。
今までアクセスされてきた方は、サービス終了まではこれまで通り遊んでいけますが、やや対応が必要になりそう。
サービスが終了する2025年2月28日以降は、アプリにログインもできなくなるとのコト。
またこの時点で保有しているグランチップに関しては、有効期限に関わらず、そのまま失効。
有償Vマイルについては、1Vマイルにつき0.82円の計算で(端数は切り上げ)、払い戻しになるとのコト。
サービス囚虜時点で保有しているANAマイルと交換した未使用の無償Vマイルについては、相当分のANAマイルで2025年3月1日以降にマイル口座に戻されるとのコト(申し出不要の自動付与)。
終了の理由は、有料課金が進まなかったから
「ANA GranWhale」は、2023年6月からアジア地区で先行的にローンチ。
2023年12月に日本でもローンチされていました。
現状、約60万ダウンロードがあったとのコトで、ANAの顧客基盤をもとに、メタバースとしてサービスが展開されてきました。
今回、サービスを終了させる理由については、有料課金がなかなか進まず、赤字が続いていたからとのコト。
立て直しに向けて検討を進めた結果、黒字化するまでは、かなりの時間が掛かるコトが判明し、事業の継続が困難だと判断したとのコト。
だが、日本でのサービスが始まって1年強。
ちょっと判断が早い感じもしますね。
もう少し、テコ入れなどがあっても良かったようにも。
ただ多少なりのテコ入れをしたところで、黒字に転換する余地がなく、それだけ赤字幅が大きかったと言うコトなのでしょう。
旅行はリアルなモノ。
そこにバーチャル空間を取り込んで…と言う感じで、ANA側もある程度、人気が出るかな?なんて思っての事業化だったのだと思う。
メタバースは化ければ大きな利益が得られそうですからね。
ただANAの顧客基盤をバックにしても、黒字化にならなかった。
メタバースって、一時、日本でも話題になっていましたが、あまり現状、話題性だけでそこまで流行っている感じがしないのは、時期尚早だったのでしょうかね?
旅はリアル。
でも非日常。
メタバース空間で黒字を確保しようとするなら、やはり日常的にどれだけ有益なのかを示さないと、なかなか厳しいと言うコトなのかな…?
裾野が広がらなかったのが最大の要因か?
仕組みとしては面白いと思っていました。
マイルの付与もありますしね。
そもそも日本人が海外旅行をしない人が増えて久しいですが、“旅に出たい”“行ってみたい”と言う仕掛けが少なくなったと言うのも1つの要因だと思うので、そう言う気持ちにさせるようなサービスでもありましたからね。
サービス自体は赤字でも、そこから“旅に出たい!”と思って、グループ内のサービスをしっかりと使って貰えるような循環になっていたら、サービス自体は続いていたでしょうが、そこまでに至らなかったと言うコト。
やはりANAの顧客基盤をバックにしていると、どうしても“旅に出たい!”と思っている人が使っていると言うのもあるのかな?
普段、旅をしない人は、わざわざ使わないでしょうしね。
ま、要するにANAの顧客基盤から抜け出せなかったと言うコトなのかも知れませんね。
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