提携終了の理由は、カタール航空への乗換
中東3大航空会社の1つである「エティハド航空」。
日本を含む、世界各地に路線網を広げている航空会社の1つでもあります。
その「エティハド航空」のマイレージプログラムは、「エティハド・ゲスト」。
こちらも提携が多岐に渡るプログラムですが、2025年5月31日を以って、「ヴァージン・オーストラリア」との提携が終了するコトが、アナウンスされました。
今回の提携終了で、2025年6月からは、「エティハド・ゲスト」では、「ヴァージン・オーストラリア」のフライトでは、マイルが積算できなくなる形。
提携終了の理由は、やはり「カタール航空」と「ヴァージン・オーストラリア」が提携を開始したと言うコトでしょう。
これによって「エティハド航空」が締め出された形。
「カタール航空」は、ワンワールドに加盟している航空会社ですが、そのワンワールドに加盟している「カンタス航空」がありながら、「ヴァージン・オーストラリア」と提携。
規制当局の承認が出れば、「カタール航空」が株式の25%を取得すると言った本格的な提携になりますが、経営再建中で国際線網がズタズタになった「ヴァージン・オーストラリア」としては、やはり欲しい後ろ盾と言う感じなのかな?と。
「エティハド航空」と「ヴァージン・オーストラリア」は、マイレージプログラムでの提携終了だけでなく、コードシェアについても提携終了になるので、ホントに手が切れる形になります。
但し、「エティハド航空」としては、今後、シドニーやメルボルンへのフライトを増便する計画にはなっていますが。
どちらも幅広い提携先がある航空会社
今回の「エティハド航空」と「ヴァージン・オーストラリア」との提携終了で、「エティハド・ゲスト」の提携航空会社は、以下の通りになります。
- スターアライアンス加盟航空会社
- ニュージーランド航空
- エアカナダ
- ANA
- アシアナ航空
- ブリュッセル航空
- スカイチーム加盟航空会社
- エアーヨーロッパ
- エールフランス
- ガルーダインドネシア航空
- 大韓航空
- KLMオランダ航空
- サウディア
- スカンジナビア航空
- ワンワールド加盟航空会社
- アメリカン航空
- マレーシア航空
- オマーン航空(加盟予定)
- ロイヤルモロッコ航空
- スリランカ航空
- 独立系
- エア・セルビア
- イーエルイスラエル航空
- ガルフエア
- 海南航空
- ジェットブルー
いや、ホントにまだまだ広い提携先が残るプログラムです。
日本ではANAとの提携があるし、韓国は大韓航空とアシアナ航空の両方との提携がある。
さらに中国は海南航空との提携があり、東南アジアはマレーシア航空とガルーダインドネシア航空との提携がある。
まぁ、こうして見ると、アフリカはロイヤルモロッコ航空だけと言うの感じなのは、ちょっと寂しいですけれどもね。
あとはロシア圏の航空会社との提携が皆無なのも、意外な点でしょうか。
それでも「エティハド航空」には、まだまだ広い提携先がありますし、「ヴァージン・オーストラリア」も実は広い提携関係を持っていたりします。
- スターアライアンス加盟航空会社
- ユナイテッド航空
- シンガポール航空
- ANA
- エアカナダ
- 南アフリカ航空
- ニュージーランド航空
- スカイチーム加盟航空会社
- ヴァージン・アトランティック航空
- ワンワールド加盟航空会社
- カタール航空
- ハワイアン航空(加盟予定)
- 独立系
- 海南航空・天津航空・北京首都航空・香港航空
- フライペリカン
- リンク・エアウェイズ
こちらもかなり広い提携関係がある。
ヨーロッパでの提携航空会社がないですが、ANAとの提携もありますし。
この関係の行方はどうなるのやら…
それぞれいろいろな提携関係がある。
さらに言えば、両社ともにANAとの提携があるので、そもそも日本在住だとあまり影響を受けない感じはしますね。
どちらもANAとの提携があるから、両社のマイレージでマイルを貯めている人も、そこまで多くはないでしょうし。
ただ「カタール航空」が、「カンタス航空」を横目に「ヴァージン・オーストラリア」に手を出してきた結果がどうなるのかなぁ…とは。
これを許していたら、アライアンスの意味もなくなりかねないですしね。
「デルタ航空」が「アメリカン航空」を横目に「JAL」と提携をスタートさせるようなものですから。
ってか、「カタール航空」もよくやるわ…
そんな感じ。
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